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2014年 春季情報処理プロマネ解答速報 その3

記事ジャンル:情報処理試験



2014年 春季情報処理試験プロジェクトマネージャ試験を振り返る(その3)


今日も、2014/04/20に行われた情報処理試験プロマネの問題を振り返ります。
午後I試験の当方の回答例をたたき台にして議論をして頂ければと思います。

以下は、4/23に皆さまに配布したメルマガを引用します。




----------------------- 以下メルマガ引用 ----------------------------------

VOL. 59(part3) / 60号
                          発行日:2014/04/23
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発行者:みんなのSE創研 佐藤 創( http://creative-1st.com/ )


(注)本稿は等幅フォントでの参照を前提として記載しています。罫線などがず
  れて表示される場合は、ブラウザ及びビューアのフォントを等幅フォント
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(注)本メールマガジンは長文になるため、複数に分割して配信される場合があ
  ります。メルマガのサブジェクトに(1/2)などの表記がある場合は分割され
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ご提供する受験対策の基本方針:
 ┌───────────────────────────────┐
 │ 受験勉強をラクに進められて、学習効果もある、        │
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 └───────────────────────────────┘
 この基本方針の実現を目指します!


┌──────────────────────────────────
│●今回の目次
└──────────────────────────────────

 (1)メールマガジンについて

 (2)午後I試験速報:私の回答例(問3)
 





┌──────────────────────────────────
│(1)メールマガジンについて
└──────────────────────────────────
 
 本日もプロマネ試験の振り返りをしていきましょう。
 
 今回は午後I試験の問3について、当方の回答例をご参考までに示します。
 
 
 今週は不定期発行となります。また発行時間についても、午後にずれ込む事
 もございますので、その点だけ何卒ご了承を頂きたくお願い致します。
 
 
 また、今週は有料版・無料版ともに同じ内容でお届けいたします。
 
 
 有料版のメルマガは、4月30日に発行するメルマガで最終回となります。
 そして同日をもって有料版メルマガは廃刊とさせて頂きます。
 
 有料版が廃刊になっても皆様とのご縁を持たせて頂きたいと考えております
 ので、廃刊の後はよろしければ無料のメルマガへのご登録をお願い致します。
 
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  ⇒ http://www.mag2.com/m/0000260646.html

 なお4月30日頃に、有料版のメルマガが皆様のお役に立てたのかどうかに
 ついて、アンケートでご意見を頂戴したいと考えております。ぜひアンケー
 トへのご回答にご協力いただけますと幸いです。






┌──────────────────────────────────
│(2)午後I試験速報:私の回答例(問3)
└──────────────────────────────────

 個人的な回答例を示します。
 なお回答内容の正しさについては何らの保証は致しませんので、その点はご
 注意ください。この内容をたたき台として議論をして頂けますと幸いです。



問3.生産管理システムの再構築
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

(1)全体的な所感
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 本問題は、契約面、プロジェクト計画面、委託先の選定面、運用上の留意点
 といった幅広い知識領域から出題されている事が特徴です。
 
 基本的には問題文の状況をしっかりと分析・整理できれば対応できる設問が
 ほとんどを占めています。ただし委託先の選定面では一般知識に基づいて推
 論することも求められます。
 
 ただ問われている観点はそれほど深くなく、過去問題でも問われているよう
 な例年並みの水準ですから、対応は難しくありません。
 
 回答の制限文字数がやや多い印象は受けます。この点で対応が難しい印象を
 持たれた可能性もありますが、ポイントさえ外さなければ問題ないです。
 
 当方の回答例も自分の感触だけが根拠ですが、問題なく6割は超えていると
 思います。
 
 
 
  
(2)当方の回答
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 当方の回答は以下となりました。
 回答の後にカッコでA~Cを記入していますが、個人的な自信度です。
 (A):9割以上の確率で正答しているはず
 (B):最低でも部分点はもらえる(回答の方向性はズレていない)はず
 (C):やや自信はなし
 
        0     5    10    15    20    25    30
       ├────┼────┼────┼────┼────┼────┤

 設問1    ギャップ:
       ・H社契約窓口は仕様が明確と考えているが、実際には仕様が不明確
        であること(A)
       ・現システムの改修履歴がドキュメントに反映されておらず仕様が不
        明確であること(B)
       
        リスク:
        請負契約だと現システム仕様の把握に工数がかかり費用超過や納期
        遅延するリスク(A)
        
 設問2    外部設計書に取り込んだ仕様を現システムの業務機能として扱うこ
        と(A)
        
 設問3(1) 適正価格・見積りの委託先を選定できる(A)
    (2)・RFPの現システム機能の理解度と提案内容の妥当性(B)
       ・RFPの理解度と提案内容の妥当性(B)
       ・RFPの生産実績・原価管理機能の理解度(B)
       
 設問4(1) 外部設計書を新規作成するため、現システム仕様を網羅できない可
        能性があるから(A)
    (2) 新システムのリスク:
        現システムと異なる挙動をするリスク(A)
       
        対応策:
        現システムを用いて業務を継続する(A)




(3)回答の説明
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 設問1は、H社の認識と現システムとの状況に関するギャップを問われてい
 ます。また請負契約を締結するリスクについても問われています。
 
 この問題は契約管理に関する基本的な内容だと思いますので、問題なく正答
 できるのではないかと思います。ただし文字数がそれぞれ40文字と多いの
 で、文言は受験者毎に異なってくる可能性はあります。はずせないポイント
 さえ押さえておけば問題ないと思います。
 
 
 まずギャップですが〔契約管理〕に明記されているので特に難しいことはな
 いと思います。H社契約窓口は現仕様は明確だと認識しているのに対して、
 実際には改修履歴がドキュメントに反映されておらず、現システムの仕様は
 不明確である状況です。これがギャップです。
 
 この内容を回答としてまとめるだけです。問題文には「そのギャップとは何
 か」と記載されていますので、ギャップを意識して回答を作成する必要があ
 ると思います。
 
 ギャップとは、ある事象とある事象との差の事ですから、差が分かるような
 表記にした方がベターかと思います。
 
 よって当方は「H社契約窓口は仕様が明確と考えているが、実際には仕様が
 不明確であること」とし、差が見えるような形に回答をまとめてみました。
 
 ただし実際はそこまで厳密に回答を作成せずともよくて、単にドキュメント
 に改修履歴が残っていなくて現システムの仕様が不明確だ、という差が見え
 ない回答でもOKかもしれません。
 
 
 次にリスクです。請負契約の場合は、納期や予算について受託側が責任を負
 います。しかし現システム仕様が不明確な状態ですから、安易に請負契約を
 締結すると、納期を守れなかったり費用超過する可能性があります。それを
 回答としてまとめればOKです。
 
 この観点は過去に何度も問われている基本的な内容ですから、問題なく正答
 できるかと思います。
 
 
 
 
 設問2は、現システムの業務機能をどのように定義するかについての問題で
 す。H社は、「これまでと同じで」の一言で片付けたかったのかもしれませ
 んが、A社としては現システムの仕様が不明確である以上、「これまでと同
 じで」で済ませるわけにはいきません。
 
 問題の中でA社は、現仕様が不明確であることを主張し、安易に請負契約を
 締結しなかったり、納期についても根拠なく明言しないなど、とても素晴ら
 しい対応をしていると思います。
 
 そして”現システムの業務機能”の扱いをどのようにするのか、ということ
 について考えます。
 
 現システムの仕様については問題文のいろいろなところにヒントがあります。
 
 
 〔契約管理〕
 ・外部設計において、現システムの仕様を十分に調査し、明確になった仕様
  に基づいて、外部設計書を新たに作成する必要があると考えた。
  
 〔プロジェクト計画〕
 ・外部設計終了時に改めて再見積りを行い、内部設計以降の契約を締結する
  こと
 ・できる限り現システムの仕様を取り込むように開発をすすめること
  
 〔移行・運用方法の検討〕
 ・現システムの仕様のうち外部設計で洗い出せなかった仕様が発見された場
  合は追加開発とし、別途見積りを行い、契約を締結して実施する。
 
 
 このあたりを見れば「現システム仕様」をどのように扱おうとしているのか
 は理解できると思います。
 
 現システム仕様(業務機能)については、”現状のまま”とはせず、外部設
 計工程で仕様を調査し、できるだけ現状を維持する形で外部設計書に落とし
 込みを行います。そして、外部設計書の内容を持って現システム仕様である、
 と判断するということです。外部設計書に記載が漏れた仕様については、仕
 様漏れという欠陥ではなく、新たな機能追加というイメージで対応します。
 
 これが現システム仕様の扱い方です。よって、この内容をまとめれば本問題
 の回答になります。文言は様々かもしれませんが、外部設計書の内容を持っ
 て現システム仕様とみなす、ということがしっかり読み取れれば問題なく正
 答できると思います。
 
 
 
 
 設問3は知識問題です。(1)では複数委託先候補から見積りを取ることの
 意義が問われています。1社に見積りをした場合、金額や見積り内容を比較
 することができません。複数社に見積りをした場合は、金額や見積り内容を
 比較できますから、その中から妥当な価格や見積りを選択することができま
 す。
 
 20文字での回答ですから、このあたりを単純にまとめ「適正価格・見積り
 の委託先を選定できる」という感じで問題ないでしょう。
 
 (2)は解釈がやや難しいです。評価基準で重視したい条件は何か?という
 ものです。問題文を単に見返しても、特に重視したい条件が記載されている
 わけではありません。
 
 問題文には「委託先選定の履歴を文書で残すことの重要性」ということが書
 かれていますが、これは文書管理上のアドバイスであり、評価基準で重視し
 たい条件とは直接的には関係しません。
 
 となると、これまでのプロジェクトの経緯や状況、または一般知識から回答
 を推論することが必要になります。
 
 可能性を列挙します。
 
  1.外部委託する機能は現システムの「生産実績・原価管理」機能と連携
    しますので、この機能の理解度が重要になる
    
  2.RFPを発行するので、RFPの理解度、または提案の内容の妥当性
    が重要になる
 
 大きくはこの2点になるかと思います。
 
 一般知識としては、2.を採用し、「RFPの理解度と提案内容の妥当性」
 という回答でも良いように思います。ただ25文字なので、もう少し色をつ
 けて回答してもいいかもしれません。
 
 そこで「RFPの現システム機能の理解度と提案内容の妥当性」という回答
 でもいいかもしれません。「生産実績・原価管理機能」という文言を使うと
 文字数が足りなくなるので、「現システム機能」に置き換えてみました。
 
 やや自信はないのですが、一般的に推論していけばこのあたりの回答内容に
 落ち着くのではないかと思います。
 
 
 
 
 設問4(1)は、外部設計書の作成経緯を思い返せば回答の方向性が見えま
 す。今回は現システム仕様が不明確であったため、外部設計書を新規作成し
 ています。また、できるだけ現状の機能は取り込むが、もし取り込めなくて
 もA社に非はない、ということなので、可能性としては、旧システムの機能
 を全て取り込めていないリスクが考えられます。
 
 このことを整理すれば回答になります。40字と文字数は多いので、やや文
 言がばらつくかもしれませんが、上記の背景をしっかりと踏まえれば回答の
 方向性を間違うことはないと思います。
 
 
 
 設問4(2)は、新システムのリスクと対応策を問う問題です。設問4(1)
 で見たように、新システムで必ずしも旧システムの機能を網羅できていない
 可能性が考えられます。それはそのまま新システムのリスクと言えるでしょ
 う。
 
 よってリスクとしては「現システムと異なる挙動をするリスク」といった内
 容になります。
 
 対応策としては、問題文に「旧システムと新システムを並行運用する」とあ
 るのですから、これを踏まえて回答作成します。新システムで業務が遂行で
 き無くなった場合は、旧システムによって業務を遂行し、業務が停滞しない
 ようにすることが考えられます。この点をまとめればOKです。
 
 
 
  
 
 
 今回は以上です。
 次回は午後II試験の振り返りか、もしくは午前II試験の振り返りをして
 いきましょう。次回は金曜日にまとめて発信となるかもしれません。
 
 
 
 
 
 今回のメルマガは以上です。

 学習の途中で分らないこと、気になることなど、なんでも構いませんので、
 お気軽にご質問・ご意見を送付いただければ幸いです。本メルマガへの返信
 でOKです。できる限り回答させていただきます。
 
 今回も最後までお付き合い下さりありがとうございました。

 (メルマガ筆者:佐藤 創)


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プロフィール

so-tan

Author:so-tan
佐藤 創。仙台のIT業界でシステム開発に従事しながら、情報処理試験プロマネの受験対策を実施(「このブログについて」参照)。情報処理技術者システムアナリスト、プロジェクトマネージャ、中小企業診断士。日々自分のキャリアや様々な問題に悩みつつも、前向きに問題に立ち向かえる自分でありたいと願う。そんな日々の記録です。
Twitter → @sato__so__
FB → facebook.com/creative.1st.pm

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